JR東海の新幹線のスマートEXアプリで予約できる、かなりお得な早特21ワイドとファミリー早特。
どちらがお得か?それは、早特21ワイドの方が約150円お得です。
ただし大変人気な早特21ワイドなので予約できないことが多い。2人以上の旅行ならファミリー早特の方が予約が取りやすい。どれを選べばお得か?調べてみました。
スマートEXとは?
スマートEXとは、JR東海が出している新幹線が予約できる無料のアプリです。
特急電車の予約はできません。
スマホで簡単に予約できるのはもちろん、時間や日にちの変更ができるのがとても便利。電車が遅延して乗り遅れそうになったり、寝坊した時など、スマホがあればその場で無料で時間を変更できます。
交通系ICカードを事前登録しておけば発券もする必要がなく、手持ちの交通系ICカードでそのまま新幹線改札に出入りすることが出来ます。
ただし、乗車券と特急券一体型なので、新幹線駅からの在来線の料金が別途必要になり、行き先によってはお得でない場合もある。メリットとデメリットをまとめてみました。
メリット
- 時間変更が変更先の列車発車時刻4分前までなら何度でも無料
- 初回購入日から3ヵ月以内で同一区間、同一人数なら何度でも無料で変更できる
- スイカやPASMOなど交通系ICを登録すればチケットがわりになる
- 通常購入に比べ指定席料金である200円分安く買える
- 早特商品があり、4000円以上安くなることもある
- ICカードでの改札入場前またはきっぷ受取前で、列車発車時刻の直前までのキャンセル料が安い(320円)
デメリット
- 切符を発券する場合は列車発車時刻6分前迄でないと発券できない
- 予約の人数を減らす場合、1名あたり320円の手数料がかかる
- 列車の変更可能期間は3ヵ月以内で同一区間、同一人数
- 早特商品は、予約した席以外乗車できない
- 新幹線駅以外の在来線の料金が含まれておらず新幹線駅から遠い駅で乗り降りする場合お得でない場合がある
- 早特商品は、予約した席以外乗車できない
- JR東日本や北海道など、きっぷの受け取りができない駅がある
- 新幹線から特急に乗り継ぐ割引が適用されない
JR東海のサービスなので、JRの他の会社の駅では基本的には切符を発券することができないので、発券せず、手持ちのICカードに登録しておくと、発券する必要がないのでそのまま手持ちのICカードで入場できるので便利。
スマートEXはそんなにお得ではない
スマートEXはとっても便利な反面、早特商品以外は金額的にはお得にならない場合が多い。
お得にならない例を調べてみました。
特に注意が必要なのは、「東京都区内」「大阪市内」のような新幹線を降りたら、同じ都区内、同じ市内なら、どこで降りても料金が一緒になるサービスが適用されないため、新幹線駅から降りる駅までの在来線の乗車券が別途かかります。
新幹線駅から遠い在来線駅を利用する場合も同じ。特急券だけの購入ができないので、乗車券を長距離にできません。つまり、降りる駅によっては普通に購入した方が安い場合もあります。
その点、エクスプレス予約(クレジットカード年会費1000円)なら、特急券だけ安く購入し、乗車券は別で購入できるのでお得になります。
ただ、スマートEXとエクスプレス予約共に、新幹線から特急に乗り換える場合に、特急の特急券部分が半額になる乗り継ぎ割引が適用されません。
デメリットがかなり多いけど、ちょっと早く着いたから改札通る直前に早い電車に変更したり、電車が遅れてるからちょっと遅い電車に変えたりと、自由に変更が効くメリットの方が大きいく感じるので、多少高くなっても利用することが多いです。
スマートEXの早特商品とは?
早特商品は、普通の乗車券より安い切符となっており、新幹線自由席にも乗れません。なので急に乗れなくなった場合は予約の変更をする必要があります。
早特商品には、以下の5つがある。
EXのぞみファミリー早特は土休日2名以上で予約が必須。
のぞみ 一番早く、
ひかり 停車駅が限られる
こだま 各駅停車でものすごく時間がかかる
東京⇆名古屋の土日ののぞみの値段で比較。
商品名 | 値段 | 通常料金 | 差額 |
EX早特21ワイド(普通指定席) | 9,800円 | 11,300円 | ▲1,500円 |
EXのぞみファミリー早特(普通指定席) | 9,950円 | ▲1,350円 | |
スマートEX(普通指定席) | 11,100円 | ▲200円 | |
EXのぞみファミリー早特(グリーン席) | 12,050円 | 14,960円 | ▲2,910円 |
EXグリーン早特ワイド | 13,050円 | ▲1,910円 | |
スマートEX(グリーン席) | 14,760円 | ▲200円 |
東京⇆京都の土日ののぞみの値段で比較。
スマートEX(普通指定席)13,970円▲200円
商品名 | 値段 | 通常料金 | 差額 |
EX早特21ワイド(普通指定席) | 11,820円 | 14,170円 | ▲2,350円 |
EXのぞみファミリー早特(普通指定席) | 12,020円 | ▲2,150円 | |
EXのぞみファミリー早特(グリーン席) | 14,120円 | 19,040円 | ▲4,920円 |
EXグリーン早特ワイド | 15,400円 | ▲3,640円 | |
スマートEX(グリーン席) | 18,840円 | ▲200円 |
東京⇆新大阪の土日ののぞみの値段で比較。
商品名 | 値段 | 通常料金 | 差額 |
EX早特21ワイド(普通指定席) | 12,370円 | 14,720円 | ▲2,350円 |
スマートEX(普通指定席) | 14,520円 | ▲200円 | |
EXのぞみファミリー早特(普通指定席) | 12,570円 | ▲2,150円 | |
EXのぞみファミリー早特(グリーン席) | 14,670円 | 19,590円 | ▲4,920円 |
EXグリーン早特ワイド | 15,940円 | ▲3,650円 | |
スマートEX(グリーン席) | 14,760円 | ▲200円 |
EXのぞみファミリー早特のグリーン席がお得すぎる
先ほど見てきた、早特商品の割引率が最も大きいのが、EXのぞみファミリー早特のグリーン車の料金。お得になる金額がなんと▲4,920円で14,120円になります。この値段、普通に東京駅から京都駅までの金額が14,720円なので、それより600円も安い上に、グリーン車に乗れるということになります。
安い早特商品ほど予約が取れにくい
一番安いEX早特21ワイドは、乗車日の1ヵ月前(10:00)から21日前(23:30)まで予約可能な商品。ただ、私は利用するのが土日だからか予約時に空いているのをほとんど見ません。新幹線が予約できるのは1ヶ月前から。それ以前は予約抽選の申し込みができます。が、EX早特21ワイドを申し込むとハズれました。。EXのぞみファミリー早特にしておけばよかったと後悔。。
三連休の初日の予約ができる1ヶ月前の予約状況です。安いのは売り切れで、みんなお得な商品を知っています。ピークの時間を避ければ空いていたりするので、根気よく時間の違う列車を見てみると予約が空いている場合もあります。
スマートEXまとめ
EX早特21ワイドとEXのぞみファミリー早特はどちらも千円以上お得になるのでそのどちらかが予約できそうならとってもお得。普通のチケットだとお得さはないけど、時間が決まっていない場合や変更する可能性がある場合、行く日にちが変わる可能性がある場合も簡単に変更できる便利さがあるのでスマートEXはおすすめです。