平日に休みが取れたので、6月の終わりにUSJに行ってきました。写真は平日木曜の朝7時のUSJの入り口に並ぶ人たち。化学物質過敏症の友達と行ってきたので、化学物質過敏症の人がテーマパークに行く注意点をまとめてみました。
化学物質過敏症でない自分が気をつけること
まずは一緒の部屋に泊まる私の対策。全ての持ち物に匂いがしないか確認。当日の整髪料は無香料のものにし、当然香水や消臭剤もNG。
当日着ていく服には匂いの強い洗濯洗剤(アリエールなど)や匂いのする柔軟剤を使わず、匂いの無い洗濯洗剤で洗い、臭わないか確認した上で事前に用意し着ていくことをお勧めする。
私はアクロンを愛用しているがそれはそれほど匂いがしないものの、念の為無香料の洗剤で洗い直した。アリエールなど匂いのつく洗濯洗剤で洗った服は3回洗っても匂いが取れない。
BBクリームとしてミシャのもの、整髪料のロゼッタ4.0を使っていて単体だとやや匂ったが、つけると匂いはしない。体調によって匂いも大丈夫だったり、そんなに近づかなければ大丈夫だったりもするが、人によって症状も違うし、体調によってダメだったりもするそうなので、できることならつけない方がいいかもしれない。
平日の新幹線は自由席の新大阪駅行きに乗る
新幹線の指定席を取って、香水や柔軟剤の匂いがする方が周りに座るとNGなので自由席で乗車。自由席なら自由に席を移動できるので、混雑してなければ自由席はお勧め。一番後ろや前だと、前後に匂いのする人が座る確率が減るのでリスクが減る。
混雑しない新幹線に乗ることも重要で、平日でも金曜日の夕方の新幹線は多いので避けた方がいい。私たちが乗ったのは水曜と木曜。東京発の大阪駅止まりだったので、大阪より先に行く人は乗ってこないため、博多行きよりは確実に空いている。
帰りの電車も新大阪駅始発の東京駅行きを選んで座った。基本的には3桁の番号の200−400番の新幹線が大阪始発。ローカル線に乗るときは通勤ラッシュ時も避けるように遅く行って、早く帰るといい。
宿には匂いのするものをタオルやシーツに使っていないか確認
泊まる宿にはあらかじめリネン類に匂いのするものを使っていないか問い合わせて確認しておくと安心。念の為、ハンドソープ、ボディーソープ、シャンプ、リンスは無香料のものを持っていく。できれば化学物質過敏症の友達に持ってきてもらうと安心。化学物質過敏症の人は、タオルに匂いがついていると使えないため、手拭いや速乾タオルを持っていくと安心。
今回泊まった「ホテル近鉄ユニバーサル・シティ」はシーツやタオル、パジャマ、部屋の匂いは無臭で大丈夫だった。
ダメだったのがポーラのアロマシリーズのハンドソープ。ボディーソープ、シャンプ、リンスは使わなかったがおそらく同じアロマシリーズだからダメだったと思う。なので無香料の、ハンドソープ、ボディーソープ、シャンプ、リンスを持っていけば大丈夫。化学物質過敏症の人に大丈夫なものを持ってきて貰うと安心。匂いのあるシャンプーを使いたい場合は、部屋を別々にするを検討したほうがいい。
アトラクション待ち時間は辛い
アトラクションの待ち時間は平日でも1時間以上。アトラクションを待っている人の中には海外の人も多く、香水をつけている人も多い。日本人でも若い人に多いのが柔軟剤の匂いだそう。なるべくその人とは距離を置きたかったが、なかなかそうは行かない。友人は頭痛がするとつらそうだった。
並ぶ時間を短縮できる「ユニバーサル・エクスプレス・パス」というのがあり、値段が時期によって大きく違い、安い日で7,800円、高い日で¥24,800するパスを購入するのもお勧め。別途入場券(スタジオパス)が必要と、かなり高額なので私たちは購入せず。
障害者手帳を持っている人はアトラクションの待ち時間を、待ち列以外の場所で過ごすことができる「ゲストサポート・パス」がもらえるそう。化学物質過敏症は障害者手帳をもらえる人が少ないので、口を抑えて耐えられれば良いけど、待つことが難しい方はクルーに相談するようにホームページに書いてあった。
朝の待ち時間はできるだけ端っこに
ニンテンドウワールドに入るために朝7時前から搭乗ゲートで待っていたら、周りに香水や柔軟剤の匂いがする人たちに囲まれてしまった。できれば並びの端っこに行くとリスクが軽減できると感じた。
また、小さなレジャーシートを持ってき、化学物質過敏症の友達の場所を確保した上で、友達は人がいないところに避難してもらい、開園しそうになったら戻るといい。開演はアーリーチェックインの人の入場が始まった15分後。
化学物質過敏症の友達と行くUSJまとめ
化学物質過敏症でも、新幹線は平日を選んでラッシュ時をずらすことで、大丈夫だったが、やはり園内は平日の水曜日でも夜は結構な人が集中しているため終始辛く頭が痛くなったとのこと。人が集中する時間帯、特に閉園時間のゲート付近もつらかったよう。
できるだけ人が少ない時間に入って帰る、今回行ったのが6月の終わりだったけど、もっと少ない時期を選ぶ、人の匂いがしにくい冬に行く、そしてできれば「ユニバーサル・エクスプレス・パス」が1万円以下の安い日を選んで購入することで少しでも楽に、楽しめるのかも知れない。