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伊香保温泉 岸権旅館に宿泊/温泉はもちろん貸切展望風呂が素晴らしかった

伊香保温泉の老舗である岸権旅館泊まってきました。前回泊まろうと思ったら、修繕工事中で窓からの景色が見えないとのことで、千明仁泉亭に変更した経緯があり、行けなかったことが心残りだったことを思い出し、今年の結婚記念日は岸権旅館にすることに。

岸権旅館の立地やアクセス

岸権旅館は、伊香保温泉の観光地のど真ん中にあり、メインの石段沿いで観光に便利。

伊香保バスターミナルから徒歩10分、伊香保石段街バス停から徒歩7分。伊香保温泉外のバス停からの送迎もしてくれる。観光地のど真ん中なので送迎なくても十分楽しみながら宿まで行ける。ただ、、階段が結構きついので幼児やお年寄りや足が悪い人は送迎を頼むといいかも。

戦国時代である1576年に木暮氏、千明氏、岸氏、大島氏、島田氏、望月(永井)氏、後閑氏の七氏が集落を移し、湯元から温泉を引き、石段を作り、中央に湯桶を伏せ左右に調整、区画された屋敷に湯を分け宿にするという日本初の温泉リゾート都市計画の一環として作られた一つがこの旅館。(※参照 澁川伊香保温泉観光協会 https://www.ikaho-kankou.com/aboutikaho/culture/)寛永16年(1639年)には温泉の引き湯口を持つのは十四氏になり、江戸時代に伊香保の湯治は大ブーム、明治時代には大家は17名に。

現在でも経営権が変わったり場所が変わったりしながらも進化し続けている伊香保温泉。

現在、戦国時代そのままの土地とお湯だけで見ると残っているのは岸権旅館と千明仁泉亭と金太夫の3つ。ホテル木暮も古いけど場所が移っている。建物としては千明仁泉亭と横手館は大正時代の建物を維持していて古い。(※参照 http://ud.t.u-tokyo.ac.jp/research/thesis/_docs/goda2022.pdf)

チェックインはラウンジに通されて行う形式。緑茶と清芳亭の温泉まんじゅうが出されて食べ終わったらお部屋まで案内してもらえました。

山荘風ツインに宿泊

山荘風ツイン

楽天トラベルで予約。約43平米で一部屋しかないお部屋で203号室。喫煙所や食事会場、大浴場も近いしとても便利な部屋だった。3月の土日で大人2人1泊2食付きで、10%OFFクーポンと五と0のつく日5%OFFと合わせて約8千円日になり46,750円(23,375円/人)とそこそこする。値段的には結婚記念日にぴったり。

令和時代にはめずらしい、夕方だけのテレビ欄。しかもカラーとは。部屋にもお菓子があって、旅館オリジナルの炭酸せんべいの胡麻味みたいな味で美味しいので買って帰った。あとコーヒーチョコ。鍵は2つもらえてありがたい。テッシュはベッドの真ん中に一つ。コンセントも2個あります。

ポットにお湯が入れてあって嬉しい。お茶は粉のインスタントでやや残念。梅こんぶ茶、桃フレーバー烏龍茶、煎茶が人数分。美味しいお茶が飲みたいなら自分でティーバック持ってきた方がいいかも。冷蔵庫には無料の水が人数分。スリッパは部屋ばきと外履きがあって丈夫な使い捨てでないもの。

クローゼットには、浴衣がS,M,Lサイズが置いてあって、夫の体格を見てXLサイズを案内してくれる人が持ってきてくれた。案内してくれる人曰く、当館の浴衣は身幅が大きいので、Lでも大丈夫かもということだったけど、その通りで、夫はLでもXLでも着れた感じ。私もSサイズでもLサイズでも着れた。帯は伸縮性のあるもので嬉しい。旅ソックスが人数分と、フェイスタオル、バスタオル、大きめのビニール手提げは丈夫で大きさもちょうど良くとても便利だった。しっかりした生地の羽織も人数分。 

Sサイズを着るとこんな感じ。

建物が古いこともあって、部屋は割と寒い。冷暖房と加湿器に加え、灯油ストーブまであった。加湿器が小さくてなかなか湿度が上がらずちょっと残念。灯油ストーブは使わないで、エアコン25度と加湿器に水を入れてぎりぎりあったかい感じ。

洗面所にはハンドソープと消毒剤、プラスチックのコップと木製の歯ブラシ、ドライヤーはパナソニックのイオニティでそこそこ風量あるやつ。

フェイスタオルが人数分とバスタオルがある。この部屋はシャワー室があってバスタブはなし。ポーラのリンスインシャンプーとボディーソープが置いてある。

トイレは洗面所の奥にあって個室なのはいいけど、ちょっと狭いかな。すぐ隣がトイレでそっちの方が広いし3個もあるし快適だった。

窓からの眺めは大きな木が正面にあって、向こうに山が見えて、すぐ下に貸切露天風呂と男女の露天風呂がある離れが見えて、その向こうに緑の屋根の大江戸温泉物語 伊香保が見える。階段が見える部屋の方が良かったかな・・。静かでいいけど。

夕飯は和食コース

夕食は18時から。夕食会場も徒歩1分と便利。

量が多過ぎず、少な過ぎずなのは良かった。牛肉のすき焼きとメロン、漬物が美味しかったかな。

飲み物はこんな感じ。

1,100円の貸切半露天風呂

貸切風呂は2種類、45分、1,100円と2,750円。1,100円の方は離れにあり、離れには、貸切風呂2個と男・女露天風呂があります。フロントの裏口から出て外履きスリッパに履き替え、徒歩30秒、3月初めなので?雪がちらつく中、離れに入ると休憩スペースがあり、お水が置いてあります。

露天風呂といっても、半露天という感じ。洗い場は狭く2人だとぎりぎりな感じ。シャワーキャップはなし。綿棒、テッシュ、ハンドソープ、ドライヤー、フェイスタオルがたくさんあるのはありがたい。

洗い場もあるけど、この時期はマイナスとかになるからここで体や髪を洗うのはちょっと辛い。

湯船は中に段があるせいで思ったより狭く、ぽっちゃり夫婦だと2人で入るには結構ぎりぎり。一人用の湯船だなと思った。スリムな2人だったらいいかもしれない。適度な風が気持ち良く、いいお湯だったので満足感は高い。

2,750円の貸切展望風呂

4日前に予約したら、夕食後の時間は埋まっていたので16時を予約。当日も結構埋まっていた。予約したのは浮雲(うきぐも)というお風呂で、お風呂以外のスペースがかなり広くてゆったりできてすごく良かった。入浴後は畳でゴロゴロできて今までで一番好きな貸切風呂になった。

とっても優雅な気持ちになれて、露天風呂客室にいるかのような、また道後温泉のお接待を思い出す。湯船自体はそんなに大きくなくて大人2人でちょうどな大きさ。大人3人ではぎりぎりといった感じ。

アメニティは一通り揃っていた。ヘアブラシ、化粧水、乳液、シャワーキャップも置いてある。冷やしてある十六茶がもらえました。

お風呂の中は、シャンプー、コンディショナー、ボディーソープはポーラと馬油の2種類。フェイスアンドソープとクレンジングウォッシュが置いてある。洗い場が2つあって広々。窓からはメイン通りの階段が見える。

伊香保温泉は温度が低く、源泉温度が41度。なので加温してるけど、循環加水なしの源泉掛け流し。毎日浴槽を洗って入れ替えているとのこと。

お風呂は3カ所

お風呂は3カ所あって、本館に大浴場、スパ棟に展望風呂と呼ばれる大浴場、離れに露天風呂があります。

※参照 岸権旅館ホームページより https://www.kishigon.co.jp/hotspring/

大浴場は本館の1階にあって、脱衣所はとっても綺麗だけど、そんなに広くない。大浴場のお風呂の中は昭和?平成っぽい感じのシャワーが押したら出て止まる形式だったし、シャワーを掛けるところが低すぎて手で持って髪を洗わないといけないのが大変だったし、何より隙間風があって寒かった。ヘアキャップは置いてあるし、フェイスタオルが使い放題なのはとっても嬉しい。バスタオルは部屋から持参します。

※参照 岸権旅館ホームページより https://www.kishigon.co.jp/hotspring/

スパ棟にある大浴場、展望風呂は本館よりも新しい建物で中も綺麗だった。脱衣所に洗面台やドライヤーは2個しかなくて狭かったけど、脱衣所自体は本館より広々してる。浴槽の洗い場がこっちの方だ断然よく、シャワーも止まったりしない方式で髪の毛を洗うなら断然こっちの方がいい。何より寒くない。ここのドライヤーはダイソンで、本館の大浴場はパナソニックのナノイーだったので、、ここで髪を洗ったら本館の大浴場で乾かした方がいいかも。こちらもヘアキャップは置いてあるし、フェイスタオルが使い放題なのはとっても嬉しい。バスタオルは部屋から持参します。

※参照 岸権旅館ホームページより https://www.kishigon.co.jp/hotspring/

1階の離れにある露天風呂。1100円の貸切風呂と同じ離れ。寒そうだったので入らなかった。

岸権旅館の設備

フロント横にはアメニティーバーがあって、メイク落とし、洗顔料、化粧水、乳液、コットン綿棒セット、ヘアゴム、シャワーキャップが一人ひとつづつという注意書きがあって欲しいものだけ取っていくシステム。必要なものが全部揃っててありがたい。

お子様用のアメニティもあるようです。

自動販売機はコンビニと同じ値段とのことでありがたい。コンビニは階段の下なので結構いくの大変。

ビールやアイスの自動販売機もあります。

電子レンジまで。

喫煙所は2カ所で、旅館入り口外と2階。2階の喫煙室は部屋から10秒くらいだったけど、タバコの匂いは漏れてなくて問題なかった。

ロビーにラウンジがあって、15時から22時、8時半から11時まで飲み物、シャーベットアイスが食べ放題。氷やお湯もある。緑茶やほうじ茶系がないのが残念。私が飲めるのはココアくらい・・。

小さな売店があって、15時から18時半、8時から11時までやっている。お部屋にあった岸権胡麻煎餅が美味しかったので買って帰った(650円✖️3箱)。有馬温泉の炭酸せんべいを思い出す味。

大浴場のすぐ近くにもフリーラウンジがあって、マッサージチェアや漫画があった。

朝食バイキング

朝食はバイキングで、昨夜と同じ会場なので徒歩1分。7時から9時までやってて最終入場が8時20分。

目新しい感じのはなく量もそんなに多くないので食べ過ぎなくて良かった。くるみパンが美味しかったかな。

夕食より朝食の方が満足感高かったみたい。天ぷらが全般的に美味しくて、鶏のステーキも。

オムレツは作ってくれるのであったか。牛丼があって柔らかく美味しかった。葡萄とオレンジ美味しかったな。温泉まんじゅうの天ぷら初めて食べたかも。

岸権旅館の評判・口コミ・評価・レビュー

項目点数 1〜5
お風呂5大浴場の設備はイマイチではあった
トイレ4
接客4
綺麗さ4
寝心地5
ご飯3
快適さ4良かった
持って行った方がいいもの-緑茶や紅茶、寝巻き

温泉、特に高い方の貸切風呂がすごく良かった。庭付きの貸切風呂はとっても優雅な気分になれたし、お湯も新鮮な感じでとっても元気になれるお湯でした。本館の方の大浴場の設備がちょっと古いのが残念。夕飯はもうちょっと頑張って欲しいけど、高級感のある感じで素敵な結婚記念日旅行になりました。

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管理人moe

moe

福岡生まれ、九州育ち、東京在住で夫と二人暮らしのOLのmoeです。旅行が大好きで、旅行のためにどうやって旅行費用と旅行時間を捻出するのか、どう有効に有給を全て使い切るのかを考えることがモットー。知らない場所での町歩きやスーパー、雑貨巡りが大好きで飛行機が苦手で車の運転が出来ない。

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