日本株はなんとなくイメージつくけど、米国株でも良い会社を見つけたい。
今日はアメリカ版のauのような通信会社、ベライゾン・コミュニケーションズ・インクを分析したいと思います。(2025年2月現在)
目次
ベライゾン・コミュニケーションズってどんな会社?

ベライゾン・コミュニケーションズはニューヨークにある大手電気通信事業者。
ベライゾン・コミュニケーションズの株価は?
ベライゾン・コミュニケーションズの現在の株価は43.27ドル。

10年のチャートを見てみると、2021年から2023年の終わりまで下落していて、2024年からは上昇に向かっています。上下を繰り返していて安定しておらず、あまりいいチャートではない。
売上は上がっているか?

売上はほぼ横ばい。若干上がっているようにも見える。なかなか売り上げが伸ばせていないようです。
配当金はどうか?
配当利回りは6.18%とかなり高め。43ドル(約6,450円)で年間5.3ドル(約386円)の配当金がもらえる。

配当金は純利益の中から、配当金をどのくらい支払っているかを表す指標、配当性向は20−30%が普通と考えると50%と高く、ちょっと払い過ぎな気もして心配。
ベライゾン・コミュニケーションズの企業規模

ベライゾン・コミュニケーションズの時価総額は1,822億ドル(2025年2月現在)。大型株に分類されてAランクで安心できる。
一株あたりの利益はどう?

ベライゾン・コミュニケーションズの1株あたりの利益、EPSは4.16ドルで利益がちゃんと出ている。2018年は急上昇、2023年でやや下がった後は上昇傾向とやや不安定。
持っているお金に対しての稼ぎは?

自己資本に対しての純利益、つまり持っているお金に対してどれくらい稼いでいるのかを示す指標、ROE(アールオーイー)。
10%以上あるといいとされているROE、ベライゾン・コミュニケーションズのROEは下落しているものの17%あり、まだまだちゃんと稼いでいる。
借金を含むお金に対しての稼ぎは?

総資産に対しての純利益、借金を含んだ持っているお金お金に対してどれくらい稼いでいるのかを示す指標、ROA(アールオーエー)。
5%以上あるといいとされているROE、4.6%とまあまあ。
本業での利益は出ているか?

本業から得られる利益の割合を示す、売上営業利益率を見てみる。
5%以上あると効率的に稼いでいて、低いと価格競争に巻き込まれていることがわかる指標。
20%ありか、なり効率的に稼いでいるといえる。
損失と利益を見てみる

まずは損失と利益がわかる、損益計算書(そんえきけいさんしょ)を見てみます。
売上や利益も横ばいだけど、安定して利益が出ているので悪くない。
今のお金の状況を見てみる

次に持っているお金と借金がわかる、貸借対照表(たいしゃくたいしょうひょう)を見てみる。
左の資産の項目では、現預金がかなり少なく、固定資産がかなり多め。機械設備や土地などに結構お金がかかるものだから仕方ないのかも。
右の負債の項目では、その他負債が多く借金が結構多めでやや不安。ずーとこの状態が続いて利益もでているから今のとこ大丈夫なのかも。
実際のお金の流れはどう?
実際の資金繰りがうまく行っているかがわかる、キャッシュフロー(C F)計算書を見ていきます。

営業キャッシュフローが+36,912、投資活動キャッシュフローがマイナスの18,674、財務活動キャッシュフローがマイナス17,100となっています。
営業キャッシュフローがプラスなので、ちゃんとお金が入ってきています。投資活動がマイナスでちゃんと投資しているし、財務活動はマイナスで借金返済もちゃんとしてる。

つまり、健全型で良さそうです。
ベライゾン・コミュニケーションズ 銘柄分析まとめ
設備投資にお金がかかるのか、借金が多めが心配だし、配当金もやや多めで心配。でも売上は安定して出ていて資金繰りもうまく行っているような感じなので、今のところは大丈夫そう。