念願のクラシックホテル「富士屋ホテル」に宿泊したらメインダイニングルーム・ザ・フジヤが素敵だった

誕生日に思い切って憧れの富士屋ホテルに泊まってきました。憧れのニューグランドに泊まってすごくよかったので、クラシックホテルに一気に魅了され、それ以来ずーと泊まりたかった富士屋ホテル。それにしても高すぎる。が、、

Yahoo!トラベルから5,000円割引券とタイムセールで18%引きの82,492円に（1泊２食付き）。宿代は去年より確実に高くなってるしこれからどんどん上がるかも知れないと思ったら、行くしかない！と思って行ってきました。

富士屋ホテルの立地やアクセス
部屋は主に４種類
西洋館　ヒストリックツインに宿泊
夕食はレストランカスケードで
館内設備
朝食は登録有形文化財のレストランで
ピコットで名物のアップルパイとカレーパンを
富士屋ホテルの評判・口コミ・評価・レビュー

富士屋ホテルの立地やアクセス

富士屋ホテルの最寄駅は箱根登山鉄道の宮之下駅でそこから徒歩7分。バスだと「ホテル前」か「宮ノ下温泉」から徒歩2分。送迎はなしだけど、足が悪い人など理由があれば送迎してもらえます。

車で来る人が多いみたい。駐車場は約80台あるそう。

チェックインの場所がわからなくて、、２階にフロントがありました。15時20分頃着いたけど結構混んでいて、チェックインに5分くらい待ったかな。部屋まで案内してもらえます。

近くのコンビニはホテルから徒歩3分くらいのところにローソンとセブンイレブンがあります。ホテルの前にはホテルのパンとケーキが売っているお店「ベーカリー&スイーツピコット」があり、富士屋ホテルで出されているパンが購入できてここでイートインもできます。9時からやっているのでここで朝食を食べる人もいるとか。

部屋は主に４種類

富士屋ホテルは、結構広く、本館、西洋館（１号館、２号館）、花御殿、フォレストウィングの4つの建物があります。食事どころの菊花荘とベーカリーショップのピコット以外は全部中で繋がっているので雨でも安心。

値段は、フォレストウィング＜本館＝西洋館＜花御殿の順で高い。お金に余裕があれば、花御殿に一番泊まりたい。西洋館ならヒストリックデラックスツイン以上の部屋、フォレスト・ウィングツインならガーデンサイド以上の部屋かな。泊まった西洋館がシンプルすぎて・・・本館にしたらよかったかなと思った。

全室部屋のお風呂にナトリウム塩化物泉の宮之下温泉が出ます。60度なので冷ますか水で薄める必要あり。

	フォレストウィング	本館	西洋館	花御殿
建築	1960 年（昭和 35 年）	1891 年（明治 24 年）	1906 年（明治 39 年）	1936 年（昭和 11 年）
登録有形文化財	✖️	◯	◯	◯
エレベータ	◯	◯	✖️（２階建）	◯（4階建）
値段※Yahoo!トラベル参照	59,400円～	67,320円～	67,320円～	77,220円～
まとめ	文化財でないけど内装素敵で広い	最も古い	シンプル	部屋の装飾が素敵

富士屋ホテルの部屋の違い

西洋館　ヒストリックツインに宿泊

案内されたのは西洋館の２号館のヒストリックツインの部屋で２９号室。西洋館で一番安い部屋です。西洋館は１号館と２号館の２つ。階段のすぐ横でしたが、そんなにうるさくなくて良かった。というよりほとんど人とすれ違わない。西洋館は人気ないのかも。案内された部屋はちょっと殺風景というか庶民的な雰囲気のある部屋。残念なことに眺望はほぼなし。あるYouTubeを見て眺望がいい部屋だと勘違いしてた。33平米だから広いと思ったんだけど、なんかダブルベッドが２個で狭く感じた。

部屋からの眺めが中庭というより、室外機が見えるだけでこれはとても残念だった。部屋からの眺めがよくないってHPに書いて欲しかったな。しかも窓の前はテレビと机が置いてあるからほぼ眺望なし。広い部屋だと眺望がいいみたいだけどプラス４万とかする・・・

	ヒストリックツイン	ヒストリックデラックスツイン	ヒストリックスイート
眺望	✖️	◯	✖️
洗い場	✖️	✖️	◯
広さ	33～35m²	41～49m²	60～64m²

西洋館の部屋の特徴

部屋のお風呂は源泉100%ということで、60度だから冷ましてはいるといいんだけど、洗い場がないお風呂なので体を洗わず入るか、大浴場で体だけ洗ってくるか・・・大浴場はフォレストウィングの最上階で遠い。どうやら全ての部屋がユニットバスで、シャワー室が別にある部屋は一番大きな部屋だけのよう。夕食前にお湯を張って、2時間後に入ったらちょっとぬるいけど適温な感じ。お風呂が浅いので冷めやすそうだから、1時間でも丁度いいかも。

お風呂は浅めの寝湯な感じのお風呂で肩までつかれない。お部屋のお風呂より大浴場に行く方がいいかも。大浴場は循環式だけどね。洗面所が湿気だらけになるのが難点。お風呂のお湯を抜けば湿気はすぐ抜けるけど。せっかくの温泉だけど、面倒だったから一回しか入らなかった。

ハンドソープはホテルアメニティを取り扱ってる昭和刷子株式会社の石鹸で、匂いは確かしなかった。匂いがしたのはシャンプー、リンス、ボディーソープくらい。タオルやリネン関係全て特に匂いはなし。

タオルは流石の富士屋ホテル厚みがあってよく吸収するし、匂いがない。バスタオル、ハンドタオル、手拭きタオルまで人数分ありました。コップはプラスチック。ちゃんとティッシュが置いてある。ボディタオルも柔らかいやつ。足拭きマットも厚みがある。ユニットバスじゃなきゃ最高なんだけどな。

歯ブラシ、シャワーキャップは１つ、コットンと綿棒のセット、カミソリ、ヘアブラシがありました。歯ブラシも良かったし、ヘアブラシはすごくいいブラシでした。

洗面台の横に普通の鏡とは別に拡大鏡があるんだけど、、裏返せないので普通の鏡は使えないし、拡大しすぎてあまり使い物にならない。シャワーはちゃんと温度調整ができてよかった。シャンプー、コンディショナー、ボデイーソープは渋谷油脂のもの。環境にやさしい製品を作っているとのことだけど、やや匂いがある。嫌な匂いでく、いい匂い。これが化学物質過敏症の人も使えるかはわからないけど、化学物質過敏症の人はシャンプー、リンス、ボディーソープは持ってきた方がいいかも。

部屋の中にはタンスがあって、長いロングコートもかけられるようなクローゼットと引き出しには、パジャマと羽織が入っていた。別途周りにはきちんと秒針の音がしない時計と、USBとコンセントが２個づつ。電気も消せる。

ガラスのコップとコーヒーカップが人数分、ケトルがあって、冷蔵庫は引き出しになって飲み物が半分くらい入っていたので、、自分達が買ってきたのを入れるため少し出しました。

冷蔵庫の中身は有料で、ホテルの売店より高い。コーヒーメーカーのコーヒー、緑茶、アールグレーそれぞれ２個は無料。水は瓶に入ったスウェーデンのノルダックプレミアムウォーターで、水道水を高性能フィルターで不純物だけをろ過したミネラルは残った水だとか。瓶に入っているので持って帰れず残念。

空気清浄機は初めからつけてくれてありがたい。エアコンもちゃんと効くやつ。充電コンセントもありました。部屋は鍵式で、人数分。

全身鏡もあるし、コンセントも十分ある。テレビはYouTubeもAbemaTVもボタン一つで見れます。スリッパは厚手で使い捨てっぽい感じのいいやつ。

設備は流石の高級ホテル。ブラシもいいやつだし、靴を磨くものが布。ハンガーもいいやつだし、シューズキーパーあるの初めて。消臭スプレーとアルコール消毒もある。

館内着、部屋着は写真の左でセパレートの厚みのあるガーゼのような素材の寝巻きでとっても心地よかった。MとLサイズが置いてあったかな。ただ、ちょっと細身でユニクロXLサイズの夫はパツパツ過ぎた。ホテルに言えば大きいサイズを持ってきてくれると思うけど。真ん中はガウンがあって、これも厚みがあって着心地が良い。館内着は、スパ、宿泊者専用ラウンジ、屋内プール＆ジムでのみOKとのことで、それ以外の場所ではダメ。

一番右は、スマートカジュアルな服を持ってきました。夕食会場の「カスケード」にはドレスコードがなく朝食会場が和食、洋食どちらもドレスコードが『スマートカジュアル』。スマートカジュアルって今まで知らなくて、カジュアルなのかと思ったら、全然違うらしく、結婚式ほどちゃんとしてなくてもいいけどそれに近い服らしい。でも今回は朝食会場のみスマートカジュアルなので部屋着やパジャマはダメだけど、一般的な服なら良くて、スニーカーでもOK、ジャケットも必須じゃないとのこと。また、ダメージ加工のジーンズ、ビーチサンダルもNG。

スマートカジュアルな服を一切持っていなかったので、普段でも着れるシワにならないワンピースと近場のニトリでジャケットを購入しちゃいました。

夕食はレストランカスケードで

館内を散策したら、夕食の時間に。チェックイン時に夕食は17時半でどうですか？とのことだったのでその時間にしました。もっと遅くもできるみたいだった。夕食はドレスコードなしだったけど、朝食はドレスコードありだったのでジャケットを着用していきました。結構寒かったのでジャケットで丁度良かった。

夏に近いこの日は、半分くらいの男性はカラーシャツとチノパンの人が多かったかな。ジャケット人は２割くらい。割とラフな格好な人が多かった。ま、そもそもドレスコードなしだからね。スマートカジュアルでもどちらも浮かない感じだけど、Tシャツ、パーカーは浮くかも・・・

夕食は味は普通に美味しい感じ。量も丁度いい。前回結婚記念日で行った猫魔離宮と比べるとそっちの方が美味しかったけど。隣の席と割と離れていてゆったりと過ごせて雰囲気は猫魔離宮よりかなり良い。接客もやっぱりこっちの方がいい。パンはがめっちゃ美味しかった。コンソメは日高屋を思い出すような中華っぽい味。真鯛のポワレは皮もカリカリしていて魚の身は柔らかくすごく美味しかった。

選べるメインは３つから選べて、魚と牛肉が２種類。牛肉の方を頼みました。肉が結構小さい。おしぼりは出ないでフィンガーボウルが出てきた。チョコクッキーを食べて油がついたので、初めて使った。水の量が少ないけどこういうものなのかな？

最後にコーヒーか紅茶かハーブティーが選べます。コーヒーと紅茶を頼む。素敵な雰囲気の中、満足できる夕食でした。でも次泊まるときは夕食つけなくてもいいかな？と思ってしまう普通なホテルの夕食な感じは正直ありました。何か特別感があるといいな。

館内設備

夕食を食べたら外観のライトアップを見て、部屋に戻ります。外は雨で星が見えなくて残念。

フリードリンクコーナーがあって部屋に自由に持って行けます。冷たいのはコーラ、セブンアップ、レモンスカッシュ、炭酸水、オレンジ70%、アイスティー、緑茶。横には氷。右のコーヒーサーバーには、カフェラテ、コーヒー、アイスカフェラテ、ココア、カフェモカ、アイスコーヒー、エスプレッソ、アイスカフェモカ。

温水プールがあって、しかも温泉。宿泊する人はみんな無料で使えます。ただ、水着とスイミングキャップが必要。ない場合はショップに売ってるとのこと。

ショップの写真を撮るのを忘れたけど、クッキーとかホテルのリネンとか売ってました。あとビールも。部屋の冷蔵庫のを飲むよりは安い。

喫煙所は花御殿の１階にあって、フリードリンクコーナーの奥にあります。奥には外に出れて池が見えて気持ちよさそう。ほぼ人がおらず貸切状態だったとか。

あとは花御殿にフィットネスマシン4台、フォレストウィングの6階に温泉を引いた大浴場があります。遠いから行かなかったけど。大浴場にはアメニティが一通り揃ってるとか。クレンジング、化粧水、乳液などはホテルに言えばくれるとのこと。

朝食は登録有形文化財のレストランで

翌朝の朝食は、どちらも有形文化財に登録されている、明治28年に皇室の宮ノ下御用邸として造営された「旧御用邸　菊華荘」での和朝食か、昭和五年に建てられたアジアンテイストなど異文化も融和した不思議な空間でのレストラン「メインダイニングルーム・ザ・フジヤ」で洋食か、予約なしで朝の気分で行くことができます。旧御用邸は一旦外に出る必要があってこの日は結構雨降ってたので大変かも。やっぱりここは洋食かな。

「メインダイニングルーム・ザ・フジヤ」で洋食にしました。さすが有形文化財！雰囲気が格別ですごく良かった。隣の人とも広々と遠いし、ゆったりと優雅な朝食を楽しめました。

朝食は４種類あって、好きなのを選べるけど、右下のブレックファストフジヤスペシャルは1,900円の追加料金。普通は4,900円する朝食に1,900円プラスとなると6,800円の朝食。夫はスクランブルエッグが選べて昨日美味しかったパンがついているブレックファストフジヤに。私もパンがついているのがいいけど、フレンチトーストフジヤ風が気になり、ペストリーブレックファストフジヤにしました。

写真はペストリーブレックファストフジヤ。季節のスムージーは小松菜とバナナとかということだったが、小松菜の味はせず美味しいさっぱりなバナナジュース。パンケーキはクレープの皮でほのかに甘い。三角のシナモントーストはカリカリでラスクのよう。四角い形のフレンチトースト富士屋風は表面はカリッとしてて中は柔らかいドーナツのような感じだけど、油くどくなく美味しい。これに蜂蜜とメープルシロップ、ホイップクリーム、ミックスベリージャムがつくのでメープルシロップを少しかけて食べた。朝食の満足度は高い。

写真はブレックファストフジヤ。このセットはパンがついてて羨ましいセット。まずはフレッシュオレンジジュースをチョイス。オレンジを絞ったような感じですごく美味しくさっぱり。卵料理が選べて夫は大好きなスクランブルエッグに。美味しかったらしい。パンはクロワッサンとブドウパンとトーストかな。夫はレーズンパンが嫌いだけど、それでも美味しかったらしい。やっぱり富士屋のパンはすごく美味しい。フルーツはマンゴー、キュウイ、キイチゴとブルーベリー。ヨーグルトはプレーンでした。朝食もまたフィンガーボウルが出てきた。

朝食は美味しかったし、何より雰囲気が素敵で洋食を選んで良かったです。このレストランは一度は訪れてほしい。量も多すぎず丁度いい。

ピコットで名物のアップルパイとカレーパンを

と言いながらもお腹いっぱいになったけど、アップルパイが有名とのことでアップルパイを買いに、富士屋ホテルのパン屋さん、ピコットへ。ここはイートインスペースもあって、コーヒーは500円、カフェオレは600円。富士屋ホテルで出てくるパンも購入できて、人気のブドウパンやクラシックカレーパンも有名とのこと。

アップルパイ900円、ミートパイ500円、クラシックカレーパン400円を購入。アップルパイの高いこと！悩んだけどもう来ることないだろうし、記念に買ってみました。フォークありますかって聞いたら、ナイフとフォークを無料でつけてくれた。さすが富士屋ホテル。チェックアウトが11時なので部屋に戻ってゆっくり食べます。このホテル、高級ホテルなのに持込可能なのが素晴らしい。

カレーパンは富士屋ビーフカレー（￥4,300）に近づけたカレーらしい。セブンのカレーパンを思い出してしまったが、中の牛肉が明らかに美味しい。やっぱ違う。ミートパイはミートがハンバーグのような感じでパイはサクサクで、ミスドのミートパイとは全然違う。美味しかったし、面白かった。

900円もする、、アップルパイはシナモンしっかりでアップル部分もぎっしりで結構なボリュームで普通に美味しかったけど、もしかしたらトースターとかで温めた方が美味しかったかもしれない。富士屋ホテルのラウンジで2,700円のアップルパイと紅茶セットにした方が美味しく味わえるかもしれない、、が庶民には手が出ない値段。家に持って帰れるならいいけど、買うならシンプルなパンがいいのかも。